ランニングをしていると、体が軽くなって気持ちよく走れる瞬間って、本当に気持ちいいですよね。
でも、頑張りすぎると、知らず知らずのうちに体も心も疲れ切ってしまうことがあります。
それが「オーバートレーニング」です。
友人Aさんの体験談
フルマラソンで自己ベストを狙っていたAさんは、毎日欠かさず走り込んでいました。
最初は楽しく距離を伸ばしていたのですが、ある日こうつぶやきました。
「最近、全然タイムが伸びないんだよね。体も重くて、逆に遅くなってる気がする…」
その後は走るのが義務のように感じられ、寝つきも悪く、疲れが抜けない日々に。
まさにオーバートレーニングの典型的な状態です。
オーバートレーニングのサイン
- 走っても速くならない
- 疲れが取れない:休んでもだるい、階段もつらい
- 走るのが楽しくない:面倒に感じたり、集中できない
- 体の不調:風邪をひきやすい、食欲がない、筋肉や関節が痛い
なぜ起こるの?
- 急に練習量を増やす
- 休む日を作らない
- 休むことに罪悪感がある
特に真面目なランナーほど、自分を追い込みがちです。
回復のコツ
Aさんはまず、1週間まったく走らない完全休養を取りました。
その後、ジョギングからゆっくり再開。
ポイントはこの3つです。
- 疲れを感じたら無理をしない
- 週1〜2日は完全休養日を作る
- 練習量の増加は「週10%まで」にする
こうして、再び走る喜びを取り戻せました。
まとめ
オーバートレーニングは、頑張り屋のランナーほど陥りやすい落とし穴。
走るのがつらくなったら、体と心の声に耳を傾けてみてください。
休むことも立派な練習の一つです。
少し立ち止まる勇気が、長く楽しく走り続ける秘訣になります。