朝の新鮮な空気の中を走る「朝ラン」。1日を活動的にスタートできるだけでなく、気分もリフレッシュできる素晴らしい習慣です。でも、朝は体がまだ目覚めきっていないため、注意が必要なこともあります。
今回は、私自身が朝ランを続ける中で実感した、安全かつ効果的に楽しむためのポイントを5つご紹介します。
1. 起きたらすぐに水分補給
朝起きたら、まずはコップ1杯の水を飲むことが鉄則です。寝ている間に意外と汗をかいているので、体は水分不足の状態。水分が足りないまま走ると、パフォーマンスが落ちるだけでなく、足のけいれんやめまいの原因にもなります。
私も以前、水を飲まずに走り出したことがあります。たった15分で喉がカラカラになり、いつものペースで走れませんでした。それ以来、「朝起きたらまず水分補給」がルーティンになっています。
2. 軽めのストレッチで体を目覚めさせる
「起きたらすぐ走ってOK」と思い込むのは危険です。寝ている間、筋肉は硬く縮こまっています。私も冬の朝、ストレッチなしで走り出して太ももの裏に軽い肉離れを起こしたことがあります…。あの痛みは本当に辛かったです。
走る前には、5〜10分ほどの軽いストレッチを。アキレス腱・ふくらはぎ・太もも・股関節など、ランニングでよく使う筋肉を意識して伸ばしましょう。ラジオ体操も手軽でおすすめです。
3. 消化の良いものを少量だけ
空腹のまま走ると途中でエネルギー切れになり、ペースが落ちることがあります。一方で、しっかり朝食を食べすぎると胃が重くて走りづらくなることも。
私は朝ラン前にバナナ1本を食べるのがちょうど良いです。ゼリー飲料やカロリーメイトなども消化が良く、エネルギーになりやすいので、自分に合うものを少量試してみるのがおすすめです。
4. いつもよりゆっくりスタート
朝は体温が低いため、いきなり全力で走ると心臓や筋肉に負担がかかります。僕も初めて朝ランをしたとき、飛ばしすぎてスタートから1kmも経たずに息が上がった経験があります。
走り始めの5〜10分は、ゆっくりジョギングペースでスタートし、徐々にペースを上げるのが安全です。体が温まれば自然とスピードも上がります。
5. 体温調節しやすいウェアを選ぶ
朝は冷え込んでいても、走るとすぐに体が温まります。通気性の良いTシャツの上に薄手のウィンドブレーカーを重ねるのがおすすめです。暑くなったら脱いで腰に巻けば、走りながらでも調整可能です。
夏は汗をよく吸う速乾性ウェア、冬は防寒と通気性を両立したウェアを選ぶと快適です。
朝ランは、日々の生活にハリを与え、心身ともに健康にしてくれる最高の習慣です。
これらのポイントを意識して、安全に楽しく朝ランを続ければ、あなたの1日もより活動的で充実したものになるはずです。